WDBグループは事務職の人材派遣からスタートし、研究職派遣へと事業領域を転換して大きく成長しました。顧客の声に応えるべく、CRO事業にも取り組んでいます。従来の私たちの変化は、世の中の変化への対応でした。しかし、事業環境が激変する今は、世の中の変化への対応ではなく、変化の先へ、顧客の期待の先へと、事業の形を変えていかなければなりません。

ITの進化により、企業間競争は同業界で行われるものではなくなっています。顧客は常に良いサービスを求めています。「人材サービスだから」という理由で、他の業界に比べて利便性が劣っていることをいつまでも容認してはもらえません。そう遠くない将来、人材サービス以外の業界から、素晴らしいサービスが導入されることは間違いないでしょう。このような考えから、現状のビジネスの形を否定し、自分たちが行ってきたビジネスモデルを破壊してでも、顧客の期待を超える新しいビジネスの形を、プラットフォームを通じて創っていこうとしています。

戦略構築と推進の中心にネゾット株式会社を置き、ビジネスモデルと、それを実現するプラットフォームを構築する。そのビジネスモデルを実現するための事業会社をグループ内に持つ。世の中のサービスの不便や不満を取り除き、価値に変えていくサービスを行う会社をグループ内に数多く持つ会社、それを目指しています。
現在、ネゾットが作った仕組みで事業を運営しているのは、人材ビジネス・CROビジネスだけですが、水面下ではこれ以外にいくつものプランがあり、実現を目指して日々活動しています。既存の事業領域にとらわれることなく、不備や不便がある現状のサービスに対して「自分たちならもっと良いサービスを提供できる」と考えた領域にチャレンジしています。

より良いサービスを提供していくために、既成概念を壊し、新しい発想で仕組みを作っていく。サービスを提供する人たちも、仕組みを作る人たちも同じ思想のもとで、同じ方向を向いて互いの役割を果たしていく。当たり前のように思うこの考え方も、日本ではまだ普通ではありません。サービスを届けたいと考える会社が、最後までその細部にまでこだわり、自分たちの手でシステムを作る。考えたら当然のことですが、それが実現できず、アウトソーシングという言葉で丸投げをしている企業がたくさんあります。
WDBグループでは、「自分たちが運営する事業は、最初から最後まで責任を持つ」という思想でプラットフォーム構築を社内で行っています。このような考えの下、事業を一つ一つ成功させ、世の中から必要とされるサービスをたくさん持つ。そのような企業グループになることを目指しています。