2003年入社(キャリア採用)

千葉 博司

WDB株式会社 上席取締役
関西エリア 統括部長

絶えず変化する
世の中に立ち向かい、
挑戦を続けたい

「自分で動いて、考えて仕事をしたい」
そうして出会ったWDB

転職の理由

私は大手住宅メーカーからWDBに転職しました。きっかけは、「名のある企業に勤めたい」という理由だけで入社した前職での仕事が、面白くなかったからです。ずっと同じ場所で、時間を持て余しながら決められたことの繰り返しが延々と続く日々。「自分で動いて、考えて仕事をしたい」そう思っていたときに、WDBと出会いました。20代の半ばの頃です。

成果だけでなく、そこまでのプロセスも大切にしている会社

WDBには「企画営業」という職種で入社しました。「企画」という言葉から、自由に仕事ができそうなところに惹かれていたのですが、実際は計画・実績、訪問先の管理等がきちんとしていて、当初はギャップを感じました。WDBは、担当者によってサービスの質に大きな違いが出ないよう、活動のプロセスが整備されているんです。今から思うと、「成果だけではなくプロセスも重視することで、サービスの質を高く保つ」というWDBの考え方は、この頃から確立されていたのだと思います。

仕事の面白さを感じた営業担当時代

顧客を担当するようになってからは、人材派遣の営業という仕事の面白さを肌で感じました。人材派遣サービスは、派遣スタッフと派遣先である顧客をつなぐ仕事です。派遣スタッフも派遣先も千差万別なので、誰に対しても同じ対応をしていたら成果はあがりませんし、関係性も築けません。
そこで、業務量が多い派遣先には、多忙な職場での経験が豊富で残業に抵抗がない人を、他部署との関わりが多い派遣先には、コミュニケーションスキルが高い人を…と、顧客とスタッフ、双方の水面下にあるニーズに応えられる提案ができるよう工夫を重ねました。そうしていくうちに、担当エリアの中でWDBの派遣スタッフを積極的に受け入れてくださる顧客が増え、「うちのことをよくわかってくれているから、他社ではなく千葉さんにお願いしたい。待っています」と言ってもらえるようになりました。その言葉がとても嬉しかったことは今でも覚えています。

理念という軸を通しながら、自分の裁量で決断する

統括部長の使命

支店責任者として様々な経験を積んだ後、統括部長を任されるようになりました。現在は関西エリア(滋賀県・京都府・奈良県・大阪府・和歌山県・兵庫県)の統括部長という立場にあります。統括部長のミッションは、担当するエリアが目標とする利益を達成することです。
会社全体の戦略が決まると、各支店・各担当にすべきことを指示しますが、対処すべきタスクを単に伝えるだけでは、成果を上げることはできません。経験の長いベテラン・入社したばかりの新人、支店長・スタッフのフォロー担当、フルタイムの人・時短勤務の人等、部下にも様々な立場があります。取り組むべきことの本質を各自が理解し、成果につながる活動を自発的にとれるよう育てる。そのために、部下の立場や経験等を適切に把握し、相手に合わせてやり方を工夫することを大切にしています。
目標に向けて力強く前進できる組織を作ること。それが、統括部長に求められることの一つです。一つの会社を経営しているようなものだと感じています。

理念と方針に則りつつ、状況に即して行動する

日々の業務を行っていく上で、WDBには様々な制度や手順が多数ありますが、それら全ての背景には、過去の失敗から得た教訓や「こうありたい」という理念があります。
人材サービスは、派遣先である顧客と派遣スタッフの間に立つ仕事なので、一筋縄ではいかないことが少なくありません。そういったあらゆる状況において、判断を下す際はWDBの考え方に立ち返ります。会社の理念を拠り所にしつつ、譲れないところと相手にあわせて調整できるところを見極め、自分で考えて判断する。担う責任は大きく重いものですが、これまでの経験と自分の裁量を頼みとして物事を進められる点にやりがいを感じています。

現場の最前線にいる立場だからこそ

会社の考え方や取組みは、これまでの歴史の中で、顧客やスタッフと向き合いながら一つ一つ築かれてきたものです。会社の姿勢を理解し、部下へあるべき姿を示すのも大切な役割の一つだと考えます。
もちろん、時代の変化にあわせて、顧客や派遣スタッフのニーズは変化していきます。WDBの制度や手順が現状にそぐわないケースも出てくるでしょう。お客様や派遣スタッフと接する最前線にいるからこそわかることは無数にあります。それらを課題として提言し、プロセスの適正化を推進すること。それも統括部長の重要なミッションです。
統括部長というと、もしかしたら華やかなイメージを持たれるかもしれませんが、日々の仕事はたくさんの小さな仕事の積み重ねです。部下の教育一つとっても、今日伝えたことが明日できるようになっているわけではありません。それでも日々少しずつ成長していく、その変化を認めたり、小さなステップを一つずつクリアしたり。そういうことを適切に真っ当にこなしていくこと。そういった日々の積み重ねが、仕事の価値につながると思っています。

変化を恐れず、変化に挑む

人材派遣の新たなサービス「doconico(ドコニコ)」

世の中の変化に迅速に対応していかないと、これからの社会では生き残っていけない。そんな危機感から生まれたのが、WDBのプラットフォームサービス「doconico(ドコニコ)」です。人を介さず、顧客や派遣スタッフが自分の好きなタイミングで知りたい情報にアクセスでき、手続き等もオンラインでスムーズに済ませることができます。今後は、この新たなサービスを顧客や求職者、就業中の派遣スタッフが広く利用できるよう、その利用促進に注力していきます。
一方で、プラットフォームサービスは、世に出たら完成ではありません。改善すべき点はないか、どうしたらより良いものになるのかという視点を常に持ち、意見や課題を迅速に共有することも大切です。

人材派遣サービスの転換期

時代の変化にあわせて、WDBの人材派遣サービスの在り方は、大きく変わろうとしています。これまで人が間に立って行っていたことはデジタル化されようとしています。けれども、人材派遣サービスにおいて、人が担当する仕事の全てがなくなるわけではありません。逆に、人が対応するからこそ価値があるとされる仕事への期待は、今後ますます高まっていくでしょう。
上席取締役という立場でもあるので、統括部だけでなく会社全体に対しての責任もあります。WDBの社員は、真面目で誠実な人が多いと感じます。そういった社員の良さを伸ばし、その存在価値を時代に即して高めていけるようにすることが、これから私が挑むべきことだと感じています。

歩みを止めない会社。だからこそ一緒に走り続けたい

WDBは、人材派遣サービスの課題に正面から向き合い続けてきました。そのため、このように大きく舵を切ったとしても、創業からの想いや方針にブレや矛盾はないのです。そういう点を、私は誇りに思います。貫いてきた理念と並走しながら、自らの志に向かって、真摯にあきらめずにあらゆる試行錯誤を繰り返せる人。そんな人と一緒に働きたいと思っています。
創業から35年以上。WDBは、ゼロから派遣事業を起こして一定の成果を収めてきました。それでも、そこに安住することはありません。常に新しい地平を切り開き続け、現状に満足せず、決して歩みを止めない会社です。だからこそ、私も一緒に前を向いて、目の前の大きな変化に挑戦し続けたいと思います。

経歴

千葉 博司

WDB株式会社 上席取締役
関西エリア 統括部長

1978年10月6日兵庫県生まれ。2001年東洋大学 社会学部社会学科卒業。2015年関西学院大学大学院 経営戦略研究科修了。2003年入社。姫路支店で営業を経験した後、2005年より姫路・大阪・神戸、ひいては関東一円の支店運営・管理業務に携わる。2012年WDB株式会社執行役員就任、2015年取締役就任、2016年上席取締役就任(現任)。

その他のインタビュー