1999年入社(新卒採用)

谷口 晴彦

WDBココ株式会社 代表取締役社長

価値観やニーズの転換期
顧客からも社員からも
必要とされる会社であるために

「研究職派遣といえばWDB」
そう言われるまでの礎を築いた日々

出会いは、人材ビジネスへの興味

WDBとの出会いは求人サイトです。人材ビジネスであれば、人を扱うということで馴染みやすそうだと興味がわきました。それが応募のきっかけです。当時は西日本で仕事をしたいとも思っていたので、関西にゆかりのある会社であることにもご縁を感じ、説明会に参加しました。
その説明会で、中野社長の「今の人材派遣業界は、決して健全な業界とはいえない。だから変革を起こしたい」という話を聞き、率直でおもしろい会社だなと感じました。「ここに加わりたい。一緒に変化の波を起こしたい」と直感的に思えたんです。このときの気持ちは、今も一貫して変わりません。

入社を決めた日の出来事

説明会の日、どうしても会場への道のりが不安だったので、当時学生だった私は「誰かいるかもしれない」と思い、当日の朝、WDBへ電話をしたんです。今から思うと早朝でした。そこで電話に出た方がアクセス方法を丁寧に教えてくれ、無事会場にたどりつけました。
そうしたら、説明会の冒頭で「谷口さんという方はいますか?」と中野社長が仰ったんです。驚いて返事をすると、「無事に来てもらえて良かったです。安堵しました」と言われました。もうびっくりです。あの電話の人は社長だったのかと衝撃を受けました。きっと誰よりも早く会社に来て、会社のことや社員のことを気にかけてくれているのだろうなと思ったんです。そんな社長の会社でこれから頑張っていきたいと思い、入社を決めました。

「研究職派遣で一番になる」その想いを胸に突き進んだ

入社後は人材派遣サービスの営業担当、統括部長を経験しました。自分の中で最も印象深いのは、研究職派遣の創成期に、「研究職派遣で一番になる」という一つの目標に向かって、皆でがむしゃらに突き進んできた日々です。今でこそ、「WDBといえば研究職」と言われるようになりましたが、そこまでの礎は皆でゼロから築き上げてきたものです。
営業としての考え方、顧客との関係性の作り方等、たくさんのことを一から学びながら志を胸に経験を重ねました。そんなとき、「研究職派遣で一番になりたい。どれくらい売上を上げたら良いのか」と当時の役員に尋ねたことがあります。そうしたら、こんな答えが返ってきました。「一番というのは売上のことだけではない。会社が支持されること、信用されること。それを実感できるようになることだ」と。このとき、WDBグループという組織の根底にある考え方に、はっと気付かされました。この言葉は、自身が経営を担うようになった今でも大切にしています。

自分の思いを実行できる環境

WDBココの代表として

2014年からは、WDBココの代表取締役社長を務めています。今の時代、テクノロジーの変化にあわせて、世の中の価値観もお客様のニーズも大きく変わっていきます。
そんな中で、顧客が抱える課題を適切に把握し、競合他社よりも圧倒的に高い水準でその期待に応えるサービスを提供すること、会社が成長を続けられるビジネスモデルを作っていくこと。「ずっとここで働きたい」と社員から必要とされる会社にすること。これらがWDBココという会社を担う私のミッションです。

経営で必要なこと、その全般に携わる

日々の仕事は多岐にわたります。意思決定、ビジネスモデルの構築、営業活動の方針決定、会社が抱える課題の解決等、会社を経営する上で必要なこと全般に関わっています。社内には、アナログで非効率な仕事がたくさんあるので、それを変革するために業務フローを見直したり、システムで解決できないかを検討したりするのも大切な仕事です。クレーム対応といった現場で発生する問題に対して、部下と一緒に取り組むこともたくさんあります。
WDBココは、売上を順調に伸ばせてはいますが、事業に対してはまだまだ見直すべき余地がありますし、社員の日々の業務量や働きやすさ等、改善すべき点はたくさんあります。そういった課題から目を背けず、小さなことでも原因の分析と対処を重ね、現状を少しずつでも良い方向へ進めていけるよう努めています。

自分の思いを実行できる

一つの会社を経営するということは、やるもやらないも自分次第。その全てに責任があるということです。日々の仕事は大変なことばかりです。
けれども、何がやりがいかと考えると、些細なことから大きなことまでその全てにおいて自分の思いを実行できるところです。それは、自分の人生の中で、気力・体力の一番充実している今、全力を投じる価値のある仕事だと思っています。

社員の皆と一緒に、WDBココの未来を作りたい

時代の変化に応える

今の世の中は、DX化が急速に進んでいます。世の中のサービスがデジタル化されどんどん便利になる中で、顧客が望むことに応えるためには、環境の変化に適応しなければなりません。当社だけが、そういった大きな変化の波と無関係でいることは当然できません。
変化の波を受け入れて進むこと。それは、これまでの仕事のやり方を否定することでもあります。今までのやり方が顧客に多少の不便を強いるものであっても、それを続ける方が楽だし、それなりに利益も上がる。だからこのままで良い。そんな選択をする企業は多いのかもしれません。けれどもこれから先、今いる場所にとどまっているだけでは生き残ることはできないと考えます。

顧客からも社員からも求められる存在でありたい

今後、WDBココで最も力を入れていきたいのは、CROサービスのプラットフォーム開発です。今のビジネスモデルは、この先3年も5年も続いていくものではないと認識しているからです。アナログな部分が多く残っているCROサービスの業務フローを変革し、デジタル化を促進させる。そうすることで、ビジネスモデルの転換を図ります。5年後、10年後を見据え、継続的な成長が見込める競争力のある会社にしていきたい。そう強く思っています。
同時に社員にとっては、望む報酬・やりがい・キャリア形成等を満たせる組織でなければなりません。顧客である製薬企業にとってだけでなく400人余りの社員にとっても良い会社だと、そう胸を張って言えるようにすること。時代の変化に応えながら、この両輪を適切に回せる会社を、社員の皆と作り上げていきたいと思っています。

葛藤や苦しみは当然。それでもたどり着きたい場所がある

WDBグループは、やる気さえあれば、新卒入社でもキャリア採用であっても、様々な選択肢やチャンスが得られる会社。成果を出すことは当然求められますが、結果だけでなくそのためのプロセスも重視されます。思うような成果を出せずとも、真摯に仕事に取り組む姿勢があれば、再挑戦を応援してくれる会社です。
手応えある仕事をしたい、裁量を持って仕事をしたいと望めば、それを手にできる環境がありますが、目指すべきことを達成する道のりは長いものです。大きな志の前では、葛藤や苦しみが当たり前に発生しますし、経営トップから厳しい指摘を受けることもあります。指摘されたら冷静にそれを咀嚼し、自身の糧にする素直さと柔軟さも求められます。
こういったプロセスを、突破できない壁だと思ってあきらめず、それに正面から覚悟を持って立ち向かいたい。WDBグループには、他にはない充実感が得られる場、自分自身を大きく成長させてくれる環境があると私は思います。私が歩む道のりも決して平坦ではありませんが、WDBココの仲間と一緒に、目指すところへ向けて日々前進していきたいと思います。

経歴

谷口 晴彦

WDBココ株式会社 代表取締役社長

1975年4月16日岡山県生まれ。1999年立命館大学経営学部卒。同年当社入社。新規事業、営業、新規支店の立上げ・運営に携わる。2004年WDBエウレカ株式会社(現 WDB株式会社エウレカ社)執行役員就任。2005年エリア統括管理業務に携わる。2012年WDB株式会社取締役就任。2014年WDBアイシーオー株式会社(現 WDBココ株式会社)取締役就任、2014年11月代表取締役社長就任(現任)。

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