2007年入社
日本大学大学院 生物資源科学研究科 修了

大学院で思う存分研究に没頭して満足したので、就職活動では特に職種にこだわってはいませんでした。WDBに入社したのは、選考過程で出会う人が皆魅力的で「こんな人たちと一緒に働いてみたい」と素直に思えたからです。

研究職派遣の営業を経験した後、入社5年目に研修所のマネージャーを任されました。WDBの研修所は派遣スタッフの能力や適性を見極め、スキルアップを支援する場所です。現地で2日かかっていた研修をオンライン化して1日に短縮したり、技術研修を新しく立ち上げたり、研修所を全国に展開したり。チャレンジの機会は無数にありました。
できない理由ではなく、どうすればできるかを考えて方法を模索し、何度も議論を重ね、一つの仕組みを作り上げて運営する。研修所での様々な挑戦が、今の自分を作っていると思います。

その後、合成実験代行サービスを展開するWDB India Pvt. Ltd. のPresident & CEOと、WDBケミカルラボラトリー株式会社（2022年1月、WDB株式会社に吸収合併）の代表取締役社長という立場になりました。実験代行の拠点をインドに、管理拠点を日本に設けることで、高品質・低価格なサービスを提供する新たなビジネスモデルの立ち上げです。

当初は英語が満足に話せなかったので、インドでの生活は大変でした。言いたいことは言えないし、相手が何を言っているのかもわからない。そんなところからのスタートでした。対話の機会を設けたり、それぞれの性格に合わせて指示の仕方を変えたり。インドの社員とは、そうして一つずつ関係を築いていきました。
彼らはとてもハングリーで、考え方や文化の違いでも驚くことばかり。全てがうまく運んだわけではありませんでしたが、悪戦苦闘しながら新たなことに挑み続けたインドでの日々は、本当に面白く刺激的でした。