Strategy

事業戦略・中長期経営計画

事業戦略

1,000億企業へ。

WDBグループは、売上高1,000億円、経常利益100億円、純資産300億円という姿の会社を目指しています。なぜ、この形なのか。経常利益率が10%以上あり、お客様に1,000億円分のサービスを利用いただけるということは、ゼロから創業し、東証一部に上場した会社として(現在は東証プライム市場へ移行)、一つの目指すべき指標だと考えているからです。
当初は、2021年3月期に売上高1,000億円を目指す計画を掲げていましたが、今一度、計画を再構築した上で、この目標に挑戦していきます。
事業構成は、プラットフォーム事業、人材サービス事業、CRO事業、その他事業です。現在の事業の拡充だけでなく、プラットフォームを通じた新しい事業展開もあわせて考えています。
第一の柱である人材サービス事業では、既存の職種領域である理学系研究職、工学系技術職の人材派遣・人材紹介を中心にして、新たに高度な職種領域への展開も検討しています。第二の柱としてのCRO事業では、安全性情報管理や臨床研究関連の様々な業務、薬事申請業務等を日本国内・アメリカ・ヨーロッパで行っています。プラットフォーム事業というカテゴリーでは、インターネットやスマートフォンを利用した新たなビジネスモデルを構築しています。メインは、自社の主力事業である人材サービスのモデル構築ですが、他の分野でも既存のビジネスの枠にとらわれず、サービスの本質は何か、お客様の求めているものは何かということだけを純粋に求めながら、新たなビジネスモデルを検討しています。しばらくは投資が続くかもしれませんが、将来の飛躍の糧としてこの事業を育てていきます。

自力で設立した場合でも買収でも、子会社の事業を行うには、経営人材が必要です。グループ内で支店運営の実績を積んだ者や外部から経営人材を目指して入社してきた者が、経営人材として事業運営を担うことになります。既に多くの経営者を輩出し、事業を行う体制を整えてはいますが、これからも成長を続けていくためには、経営人材を豊富に有しておく必要があります。継続的な人材育成が必須となるため、多くの人材にマネジメント経験を積ませていくことも必要になります。会社が成長を続けることで社員がマネジメントを経験する機会が増え、育成の仕組みを整えることができます。そうしてできた一定の仕組みの中で、若いうちから支店経営の経験を積ませ、幹部候補生として育成し、最終的には経営人材へと育てていきます。こうした環境がある会社には、新たにチャレンジをしたい人たちも多く入社してきます。このような成長のプラスの循環を回していくことが必要不可欠なことだと考えています。

WDBグループがこれから取り組んでいくこと
WDBグループの経営資源
  • 豊富な理学系研究職人材
  • 自力で企業買収できる組織
  • 人材サービス事業における強力なオペレーション組織
  • 必要なシステムを自社構築できる組織
  • 人材採用と経営幹部へ育成できる組織体制
  • 派遣社員を管理のできる人材へと質的変換できる教育機関
  • 従来のビジネスで培ってきた様々なノウハウ
  • 民間・公的研究機関での取引実績と信用力

制約を受けない会社

このように事業領域に制約を受けない考え方ができるのは、当社が独立した会社として存在しているからです。資本の制約も事業領域の制約も受けずに独立独歩で歩んできましたし、これからもどこにも依存しない企業グループとして存在していきたいと考えています。 経営環境の変化や私たちを取り巻く経済の状況への変化には迅速に対応し、機敏な動きで事業の舵を取ります。お客様の声や働く人たちの声には耳を傾けます。そして市場の声にも対応していきます。しかし、その方向はどこにも依存しない、特定のどこかからの制約を受けない企業グループとして存在していきたいと考えています。

中長期経営計画

「埋もれた価値を発掘し、新たな価値を創造していく会社でありたい」
将来的に伸びる可能性のある事業や人材に、プラットフォームを通して仕事をする仕組みを提供することで、利便性や生産性を高め、その事業や人材が持っている価値を最大限に発揮できる会社を目指します。