Strategy

事業戦略・中長期経営計画

事業戦略

1,000億企業へ

WDBグループは、2029年3月期に、売上高1,000億円、営業利益110億円、純資産500億円という姿の会社を目指しています。なぜ、この形なのか。営業利益率が10%以上あり、お客様に1,000億円分のサービスを利用いただけるということは、ゼロから創業し、東証プライム市場に上場した会社として、一つの目指すべき指標だと考えているからです。
事業構成は、人材サービス事業、CRO事業、プラットフォーム事業です。現在の事業の拡充だけでなく、プラットフォームを通じた新しい事業展開もあわせて考えています。
第一の柱である人材サービス事業では、既存の職種領域である理学系研究職、工学系技術職の人材派遣・人材紹介を中心にして、事務職市場の全国展開にも挑戦していきます。
第二の柱としてのCRO事業では、安全性情報管理や臨床研究関連の様々な業務、薬事申請業務等を日本・ヨーロッパで行っています。
プラットフォーム事業というカテゴリーでは、インターネットやスマートフォンを利用した新たなビジネスモデルを構築しています。メインは、自社の主力事業である人材サービスのモデル構築ですが、他の分野でも既存のビジネスの枠にとらわれず、サービスの本質は何か、お客様の求めているものは何かということだけを純粋に求めながら、新たなビジネスモデルを検討しています。ここ数年間で投資を続け、将来の飛躍の糧としてこの事業を育てていきます。

労働集約型の事業の典型である人材サービス事業やCRO事業において、可能な限り人の介在をなくし、プラットフォームを通じて、顧客の最大限の利便性を追求していけるサービスのあり方を模索し、具現化していくことを目指しています。自らの会社の存在を否定するところまで「人の介在」をなくしていくことを戦略の軸としています。

WDBグループがこれから取り組んでいくこと
WDBグループの経営資源
  • 豊富な理学系研究職人材
  • 自力で企業買収できる組織
  • 人材サービス事業における強力なオペレーション組織
  • 必要なシステムを自社構築できる組織
  • 人材採用と経営幹部へ育成できる組織体制
  • 派遣社員を管理のできる人材へと質的変換できる教育機関
  • 従来のビジネスで培ってきた様々なノウハウ
  • 民間・公的研究機関での取引実績と信用力

制約を受けない会社

このように事業領域に制約を受けない考え方ができるのは、当社が独立した会社として存在しているからです。資本の制約も事業領域の制約も受けずに独立独歩で歩んできましたし、これからもどこにも依存しない企業グループとして存在していきたいと考えています。経営環境の変化や私たちを取り巻く経済の状況への変化には迅速に対応し、機敏な動きで事業の舵を取ります。お客様の声や働く人たちの声には耳を傾けます。そして市場の声にも対応していきます。しかし、その方向はどこにも依存しない、特定のどこかからの制約を受けない企業グループとして存在していきたいと考えています。

中長期経営計画

「埋もれた価値を発掘し、新たな価値を創造していく会社でありたい」
将来的に伸びる可能性のある事業や人材に、プラットフォームを通して仕事をする仕組みを提供することで、利便性や生産性を高め、その事業や人材が持っている価値を最大限に発揮できる会社を目指します。
また、中核ビジネスである人材サービス事業については、「業界で最も報酬の高い会社」、「業界で最もお客様からの注文にお応えできる会社」を目指します。