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株主・投資家の皆様へ

代表取締役社長 中野敏光

「WDBグループは2021年3月期に売上高1,000億円を目指します」と掲げて参りましたが、昨年この期限を一旦白紙に戻し、こちらのメッセージで皆様にお伝えしました。売上高1,000億円、経常利益100億円の数値目標を諦めたわけではありませんが、事業環境が変化する中、設定した期限にとらわれることなく計画を再策定したいと考えたからです。

2020年度は、新型コロナウイルス感染症が社会に大きな影響を与えました。当社におきましては、稼働スタッフが顧客から評価を頂いていたおかげで、契約の解除や更新の見送りといった現象はほとんど起こりませんでしたが、新たな依頼を頂くということが従来のペースでは行えず、売上を大きく伸ばすことはできませんでした。

一方、この間に、オンラインで面接や研修を行う、オンラインで「顧客やスタッフへの定期訪問」を行う等、利便性と効率を追求する取り組みを軌道に乗せることができ、社内体制をより筋肉質に強化いたしました。
また、オンラインで派遣の発注から契約管理までを行えるプラットフォームを自社開発し、4月にリリースすることもできました。これからは、このプラットフォームを用いて、より利便性高いサービスを低コストで行う取り組みを加速させていきます。そのような意味では、この不自由な1年を将来に向けての準備期間に充てることができたのではないかと思います。

人材サービス事業においては、前述のように、派遣システムのプラットフォームをリリースしました。いつでもどこでもスマートフォンから、働く人は仕事の検索や応募、WDBへの登録ができ、お客様は営業担当を介さずに、派遣サービスを依頼したり、派遣社員の状況を把握したりすることができます。
現在、理学系研究職の派遣市場において3人に1人(※1)が当社グループから就業しているという状況を維持できていますが、このプラットフォームをより進化させ、人材ビジネスの中でさらに大きく成長したいと考えています。

CRO事業においても、人材サービス事業と同様にプラットフォームを構築しており、新たな切り口から事業を拡大していきます。

組織体制として、グループ内でプラットフォーム開発をネゾット株式会社が行い、そのプラットフォームを用いて、人材サービス事業会社、CRO事業会社等が事業を運営していくというグループ内での役割を明確にし、事業を推進していきたいと考えています。

今年度も、新型コロナウイルスの影響による外的環境の変化への対応は求められますが、現状や近い将来に対する堅実な見通しと対処、長期的に将来を見据えた挑戦と投資、それらのバランスを取りながら、企業価値の向上を目指していきます。

このような考えの下、果敢に挑戦をしながら着実に事業を行っていく所存でございますので、これからも一層のご支援ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

※1. 厚生労働省データ、当社調べ等により推計

2021年5月
代表取締役社長 中野 敏光