Story of WDB Group

WDBグループの歩み

第8章 -2018年~2020年- 
変わらぬ想い、変わらぬ挑戦

「応える、超える。」

「創業から30年以上が経ち、培ってきた企業精神、WDBグループならではの先進性・挑戦心、そして社会での存在意義を改めて伝えたい」
そんな想いから、2019年4月、コーポレートロゴマーク、コーポレートメッセージがリニューアルされた。
新たなロゴマークは、左の2つの角で「埋もれた価値」と「新たな価値」を、右の角で「社会の発展に貢献していくこと」を表現。右側に向かって進んでいくイメージにより、常に先を見据えて行動していく先進性、業界の常識にとらわれない挑戦心を表現した。
コーポレートメッセージは「応える、超える。」
お客様に対して常に全力で向き合い、様々な要望にとことん応える。創業から現在に至るまで、この姿勢がブレたことは一度もない。
これから先も社員全員が一丸となって要望に応え、その期待を超えていく。

「まっすぐな想い」WDBココ株式上場

2019年12月、CRO事業の中核である「WDBココ」が東証マザーズへの上場を実現した。中野から谷口に、上場の話を持ち掛けたのは、その3年前の2016年。そのとき、谷口は即答することができなかった。上場は想定外であり、上場の意味も深く考えたことはなく、そして何より自信がなかったからだ。
だが、谷口は上場に向けて、その階段を上ろうと決意した。背景には、「会社をより良くしたい。知名度もなく、成長過程にある会社を信じて付いて来てくれる社員に、達成感や誇りを持ってもらいたい」というまっすぐな想いがあった。中野や大塚をはじめとした経営陣、そしてプロジェクトメンバーの支えもあり、3年という準備期間を経て、谷口は見事に階段を駆け上がった。
これから先も、会社の成長という階段は続く。谷口をはじめとした「WDBココ」は、これからもまっすぐな想いを胸に、その先を目指していく。
※WDBココ株式会社は、東証マザーズから東証グロース市場へ移行しました。

デジタル・ディスラプターを目指して

「人対人のサービスは、どんどんデジタル化している。これからの時代は、自らがデジタル・ディスラプターとならなくては」
中野は確固たる信念を持っていた。今までも、「doconico(ドコニコ)」の開発等で、テクノロジーの導入を進めてきた。だが、今までとは世の中の勢いが違う。デジタル化を加速させなければ、生き残れない。
2020年後半、そのような危機感からWDBグループは大きな一歩を踏み出す。WDBグループの社員約50名を「ネゾット」に異動、職種をIT・Web系に転換するというものだ。異動する社員の職種は営業や技術講師等で、専門的な知識を持つ者は少なかった。それでも、安易に新規採用に頼るのではなく「時間とお金をかけて、今いる社員を育てていく」という信念を貫いた。「人を育てる会社」、根底にある中野の想いは、揺るぎないものだった。こうして「ネゾット」は100名を超える組織となり、「デジタル・ディスラプター」への道を突き進むことになる。