Story of WDB Group

WDBグループの歩み

第10章 -2023年~- 
変化する時代、テクノロジーで切り拓く

さらなる躍進を、AIと共に

生成AI「ChatGPT」の登場により、世界でAIを使った技術の導入と活用が加速している。
doconicoのコンセプトは、人材派遣における一連の工程を可視化・自動化することで、お客様の不満を解消し、派遣スタッフに対しては、合致度の高い仕事を提案し、就業に必要な手続きを簡単にすることで、利便性の高いサービスを提供することである。
開発に終わりはない。最新の技術を取り入れ、絶えず変革を続け、ユーザーの満足度を極限まで高めなければならない。
そこで、まず派遣サービスの発注、派遣スタッフのWeb登録、問い合わせ対応において、ChatGPTを活用したサービスの開発に着手し、2023年10月に公開した。 AIが24時間365日対応することで、いつでもどこでもdoconicoで発注や登録、質問が可能となる。
社内では、社員の生産性向上のために、業務に関する質問を入力するとAIがチャット形式で回答する「AIチャット」を開発し、2025年2月に公開した。
これからの企業活動では、AIの活用が欠かせないものになるだろう。課題と効果について検討を重ねながら、新たな技術と共に、さらなる躍進へ向けて進んでいく。

継続した待遇改善の取り組み

近年、人材獲得競争は激しさを増している。当社に限らず、派遣会社が抱える最大の問題は「派遣スタッフが集まらない」ということだ。
日本の人手不足は、今後ますます深刻化していくだろう。解決策として、2022年には就業中の全スタッフに対して大幅な時給アップを行った。その後、現在に至るまで派遣先での生産性や評価等に応じた待遇改善を実施している。
doconicoを活用し、オンラインであらゆる活動を行うことで業務の効率化を実現し、派遣サービスにかかるコストを削減して、それを派遣スタッフの待遇改善の原資にする取組みだ。
今後も、適切な還元とコスト削減を推進し、継続的な待遇改善に取り組んでいく。

テクノロジーを味方に、切り拓く未来

スマートフォンの普及により、人々の生活や価値観は大きく変わった。このような価値観の大きな転換は、今に始まったことではない。馬車が自動車に代わっていったように。固定されていた電話を、ポケットに入れて持ち歩けるようになったように。
テクノロジーが進化すると、それに呼応してビジネスモデルは大きく変わっていく。これからも、この変化の波が止まることはないだろう。世の中の変化に対応できなければ、企業の存続はありえない。
WDBでは、お客様からのご要望を受け、2025年5月、新たなプラットフォーム「ドコ1」のサービスを開始した。
派遣管理業務の効率化と、誰でも迷わず利用できる利便性を追求し、複数の派遣会社の一元管理を実現した。これからも現状に甘んじることなく、時代に合わせて絶えず進化を続けていく。
これから先、どんな世界が広がっていくのか、それは誰にもわからない。だが、我々は決して立ち止まらない。
今までもこれからも、変化することを恐れない。WDBグループは、テクノロジーとともに進化し、未だ見ぬ明日を切り拓いていく。