WDBグループの歩み
第11章 -2025年~-
40年の礎、人と技術で創る未来
「ドコ1」公開
派遣先が派遣サービスを利用する目的は、必要に応じて適切な人材を確保し、業務を円滑に進めることにある。「派遣会社を一元管理できる」と派遣先の負担軽減をPRする他社のシステムは数多く存在するが、実際には使い勝手の面で課題が残るものが多く、かえって手間が増えたという声も少なくない。それならば、本当に使いやすく、派遣先の要望に寄り添ったサービスを自分たちの手で作り出せばいい。そうして動き出したのが、新たなプラットフォームの開発だった。
1985年の創業から長年にわたって培ってきたWDBグループの派遣事業のノウハウを結集し、社内で試行錯誤を重ねること4年あまり。派遣先の声に向き合い続けながら、ようやく一つのかたちにたどり着いた。それが、2025年5月に公開された、派遣管理システム「ドコ1」だ。WDBグループが自ら開発した「ドコ1」は、単なる業務効率化のためのツールではない。派遣先が本来の業務に集中できる状態を実現し、派遣サービス本来の価値を最大限に引き出していくための存在だ。これからも、ユーザーの声を積極的に取り入れながら改善とアップデートを重ね、より価値の高いプラットフォームへと進化を続けていく。
創業から40年、本社を神戸に移転
2025年7月6日、WDBグループは創業40周年を迎えた。振り返れば、その道のりは決して平坦なものではなかった。思うようにいかない日もあった。それでも、小さな成功を皆で分かち合い、新たな一歩を喜び合いながら少しずつ前に進んできた。こうした積み重ねが、現在のWDBグループを形作っている。根底にある想いは、創業の日から変わることはない。正々堂々と生きること。誇りの持てないことはしないこと。そして、自らに恥じない選択を重ねていくことだ。
40年の節目に、WDBグループは新たな一歩を踏み出した。本社を兵庫県姫路市から神戸市に移転し、本社機能を神戸の地に集約したのだ。これからは、人材派遣という枠を大きく超え、新たな領域の中でWDBグループならではの価値を生み出していく。過去の延長線上に安住するのではなく、ときにこれまでのやり方さえ否定しながら、進化を重ねていく。
新たな拠点となる神戸は、古くから海外に開かれ、日本と西洋の文化が交差してきた港町だ。その中でも旧居留地は、時代を超えて歴史と文化を受け継いできた場所として知られている。この地に根を下ろし、WDBグループは未来に向けて歩み始める。これまでの40年に恥じないために。これからの時代に応えていくために。
人とテクノロジーが生み出す新たな価値
どれほど技術が進歩しても、それだけで十分ということはない。WDBのサービスは、単なる「仲介」に留まらない。人だからこそ担える「JOB支援」の領域にこそ、WDBグループの本質的な価値がある。そのためにまず取り組むべきは、デジタル化の推進だ。業務プロセスの効率化や自動化を進め、生産性の向上と販管費の抑制を図ることで、事業の基盤そのものを強化していく。その上で、デジタル化によって生み出されたリソースを、人でなければ担えない領域へと集中させるのだ。
柔軟で細やかな対応、人と人とのつながりというアナログならではの価値。これからの時代は、実用的であるだけでなく、人の温度を感じられる対応や、関わる人の心に残るようなホスピタリティ溢れるサービスが求められていくだろう。テクノロジーと人の力。そのどちらかだけでなく、両者をどう融合させていくか。WDBグループはその問いに向き合いながら、時代にふさわしいサービスの在り方を模索していく。WDBグループに関わる全ての人に、より良い出会いと働き方を提供していくために。